清潔、保湿、アレルゲンの除去、外用薬はよく考えて。
アトピーという症状の困ったところは、まだ原因がはっきり解明されていないところにあります。原因がわからないので、根本から直すことができませんから、症状を和らげるというかたちでの対症療法をとるしかないのが実情のようです。
同じ対症療法を行うにしても、風邪のような病気であれば、薬で症状を抑えておけばそのうち何もなかったように回復できるのですが、アトピーはいつ収まるかわからない症状との戦いになります。
アトピーの治療には、ステロイドの含まれる軟膏と非ステロイド系の軟膏を組み合わせて使うのが一般的です。
ステロイドは皮膚に起こる炎症を抑えてしまうのですが、これを続けると本来の人の体の解毒機能を押さえることにもなり、急な中止によりリバウンドと言われる症状が起こることもあります。対症療法的な治療ですから、医師によって処方も様々ですし、あるいは民間療法的な方法を併用するといったことも試されるかと思います。ただどのような方法であれ、やはり医師とよく相談しながら対処するのが肝心です。
症状が辛いものだけに、何とかしたいという気持ちから、いろいろな情報に飛びつきたくもなりますが、根拠のわからない療法は思わぬ副作用の危険が伴います。また原因がわからないとは言っても、対処療法のやり過ぎや、外用薬に頼りすぎないことも大切です。
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赤ちゃんがアトピーの症状を示していると、お母さんとしては何とかしないと、と焦るお気持ちがあるかと思います。
しかし親の不安は、赤ちゃんにも伝わります。医師とよくコミュニケーションをとって、やるだけのことをやったら、それ以上
むやみに気にしすぎないようにするのが、ご両親にとっても必要かと思います。アトピーは遺伝と関係があるとも言われますが、たとえば、上のお子さんがアトピーであっても、次のお子さんもアトピーになるとは限りません。先入観から先走って薬を使用したりしないで医師とよく相談してから行動しましょう。
(乳児湿疹)
たとえば、生後半年くらいまでは、顔などを中心に湿疹ができやすいといわれます。
赤ちゃんの場合には、生後間もない時期には医師であっても、アトピー性皮膚炎かどうかの判断は難しいと思います。
(アレルギー)
3大アレルギー食品といわれる「鶏卵、牛乳、大豆」の他、最近は「小麦、米」がアレルゲンとなる場合もあります。
お子さんの食事制限を考えるとともに、母乳保育の場合はお母さんの食事制限も考えなくてはいけません。
離乳食は、ベビーフードは添加物によるアレルゲンが考えられるので、使わない方が無難です。
また花粉やカビ、ハウスダストなどのアレルゲンにも気をつけたいです。
(乾燥、カサカサ)
冬場は、乾燥が目立つ子には保湿剤を使って皮膚の保護をしてあげてください。
赤ちゃんに入浴剤を使う場合は、保湿タイプやスキンケアタイプの入浴剤を選ぶように。
「コラージュD入浴剤」は、低刺激で、お風呂に入れてつかるだけで、全身の保湿ができます。
石鹸は余分な物が入っていない単純なベビー石鹸が良いでしょう。
お部屋のアレルゲン対策:
なるべくフローリング環境を心掛け、カーペット・ジュータンはできるだけ使わない。使うとしても防ダニ製品を選ぶ。整理・整頓を心掛けていつも清潔に。換気も心がけましょう。あと掃除する場合、掃除機の排気はほこりだらけです。換気やゴミ処理もこまめに行います。
ただ清潔にしてダニを防ぐ事は大切ですが、あまりにも神経質になると、一日中掃除にあけくれることになりますからほどほどに。
布団:
天気の良い日は、裏表をしっかり太陽に当てましょう。叩いただけでは、落ちきらないダニの死骸なども掃除機で吸い取るように。
カーテン:カーテンにもダニは潜んでいます。心配ならブラインドにするなども。
エアコン:フィルターをこまめに掃除しましょう。
洗濯:洗濯洗剤は、合成洗剤や柔軟材・洗濯のりは避けて低刺激洗剤を。洗濯機も洗濯槽クリーナーなどで清潔を保つように。
痒み対策に爪の手入れ:
爪はいつも短く清潔にしましょう。無意識に掻くことを防止するため患部をガーゼなどでガードしておくことも。
薬:
アトピーでいちばんつらいのは、かゆみと炎症です。これらの対処が一番の目標ですが、どの強さの薬を使うかなど、よく医師と相談しながら決めるようにしましょう。
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